「仕事の保険、どうしよう」と後回しにしているあなたへ。無料の保険と屋号口座を4年使っている正直な話

白い傘の置物とカードケース。フリーランス向けサービスFREENANCEを4年使った体験談 ひとり社長のリアル

※本記事には広告(PR)が含まれます。

「仕事の保険、どうしよう」

この宿題を、後回しにしていませんか。個人で仕事をしているあなた、とくに「保険は気になる。でも、お金をかけるほどかは分からない」というあなたのために、4年ぶんの答え合わせを、この1本にまとめました。

紹介するのは、FREENANCE(フリーナンス)という「お金と保険」のサービスです。私は2022年4月から使い始めて、4年がたちました。しかも、たまに使う道具ではありません。会社とは別にやっている個人の仕事の、毎月の入金がここを通る、私のお金の通り道です。

先に言っておくと、公式サイトの受け売りで終わる記事にはしません。4年使ったから言える惜しいところも、使っていない機能も、隠さずぜんぶ並べます。

2022年の春、仕事の保険を探していた

話は、2022年の春に始まります。

当時の私は、仕事の保険を探していました。賠償責任保険(仕事中の事故で、相手のものを壊したり損害を出したりしたとき、代わりに払ってくれる保険です)というやつです。個人で仕事をしていると、こういう「万が一」は全部自分に返ってきます。会社勤めなら会社が受け止めてくれるものが、独立していると、素通りで自分に届くんです。

探している中で見つけたのが、フリーナンスでした。目を引いたのは、「賠償責任保険が無料で付いてくる」という一文。それから、屋号(個人事業の店名・仕事名のようなものです)付きの口座が作れるという点も、いいなと思いました。

ただ、「無料で保険」という言葉には、当然の質問がひとつ浮かびますよね。

タダで、どうやって成り立っているのか。

次の章で、サービスの中身から見ていきます。

そもそもフリーナンスって何? — ざっくり言うと「屋号口座+無料の保険」

フリーナンス(FREENANCE)は、フリーランス・個人事業主向けの「お金と保険」のサービスです。私が確認した時点では、会計ソフトで有名なfreee(フリー)のグループが運営しています。

できることは、大きく3つあります。

ひとつ。屋号付きの口座が作れます。銀行に行かなくても、「仕事の顔」の口座が持てるイメージです。

ふたつ。賠償責任保険が、無料で付いてきます。別途の申し込みは要りません。登録すれば自動で、です。

みっつ。請求書の即日払い(入金日より前に、請求書を現金に換えてもらう仕組みです)が使えます。私はこれを使っていないのですが、その話はあとで正直に書きます。

料金は、私が確認した時点で、無料プランが月0円。私はこの無料のまま、4年使っています。

「じゃあ、どこで商売しているの」と気になりますよね。私が確認した時点では、即日払いの手数料(請求書額面の3〜10%)をはじめとした、有料の仕組みが別にあります。タダの理由が見える形になっているんです。無料で使わせてもらう側としては、そこが見えているだけで、ずいぶん気が楽になります。

私の使い方 — 4年間、毎月の入金がここを通っている

私の使い方は、シンプルです。

会社とは別に、個人でやっている仕事があります。その入金口座を、フリーナンスの屋号付き口座にしています。流れを並べると、こうです。

取引先 → フリーナンスの屋号口座 → 私の銀行口座。

取引先は毎月、屋号口座あてに振り込みます。フリーナンスは、受け取ったお金を私の銀行口座へ自動で振り替えてくれます(振替=フリーナンスに届いたお金を、自分の銀行口座へ送ってもらうことです)。私が確認した時点の公式情報では、この振替は「週1回、振込手数料はフリーナンス負担」。私は自分の銀行口座だけを見ていればいい、という流れです。

つまり、口座をひとつ増やしたのに、私が管理する口座は増えていないんです。

銀行で口座を作れば、通帳、カード、アプリ、パスワード、と管理するものが確実に増えます。フリーナンス口座は「受け取って、流すだけ」の中継地点なので、増えるものがほぼありません。使ってみて、いちばんありがたかったのはここでした。

登録したとき、正直こう思っていた — 「お金、ちゃんと届くのか」

きれいごとを書いても仕方がないので、登録したときの本音を書きます。

「ちゃんとお金が振り込まれるか、心配だな……」

そうなんです。毎月の売上を、銀行ではない会社の口座で受け取ることになります。取引先からの大事な入金が、よく知らない会社を経由して届く。それが、不安でした。

4年たった今、結果だけ言います。大丈夫でした。

毎月の入金は、4年間、ちゃんと私の口座に届き続けています。回数にすれば、およそ50回の毎月です。事故は一度もありません。もちろんこれは「私の4年間はそうだった」という話で、未来を保証するものではありません。ただ、4年分の毎月という実績は、私にとってはもう十分な答えでした。

良かったこと3つ

4年使って感じている良さを、3つに絞ります。

◇(1) 賠償責任保険が、無料で付いてくる

登録すると、仕事中の事故への補償(私が確認した時点で最高5,000万円)が自動で付きます。保険料の支払いは、ありません。

私はこの補償を「使った」ことはありません。事故を起こしていないからです。でも、保険というのはそういうものだと思っています。出番がないまま、そこにあることが仕事。月々の保険料ゼロでそれが持てるなら——私は、入らない理由が見つかりませんでした。

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◇(2) 屋号付きの口座が持てる

個人の仕事の入金を、本名だけの口座で受けるか、屋号付きの口座で受けるか。細かい話に見えて、取引先からの見え方が変わる部分です。銀行でもう1つ口座を開かなくても、仕事の顔の口座が持てるのは、地味にありがたい点です。

◇(3) 管理する口座は、1つのまま増えない

さっき書いたとおり、使ってみていちばん効いているのはここです。

屋号の口座は欲しい。でも、口座をもう1つ管理するのは嫌だ。

このわがままが、両方かなったんです。フリーナンスが受け取って、私の指定口座に流してくれる。管理の手間は、いまの口座1つぶんのまま変わりません。

惜しいところ2つ — 4年使ったから言えること

ここからが、この記事を書いた理由の半分です。良かったことだけ書いて閉じるなら、公式サイトで足ります。

◇(1) 振込が、遅いと感じる時がある

私の体感では、取引先が振り込んでから、自分の口座に届くまでの間隔が、長く感じる時があります。

これは仕組みを知ると納得で、フリーナンス口座から自分の口座への振替は「週1回」です(私が確認した時点)。取引先の入金日と振替日の間が空くと、そのぶんお金が「中継地点で待っている」時間が生まれます。急ぎのお金がある月は、この待ち時間が少し気になります。

◇(2) 振込名義が「フリーナンス」になる

自分の銀行口座の明細には、フリーナンスからの振込として載ります。元々どこの取引先から振り込まれたのかは、フリーナンスのサイトを見に行かないと分からない仕様です。

取引先が1社なら困りませんが、複数の入金が重なる月は、「これはどこの分だっけ」が明細だけでは追えないんです。経理の照合がひと手間増える、と思っておいてください。

使っていない機能も、正直に — 即日払いは4年間で0回

フリーナンスの看板機能に、即日払いがあります。請求書を買い取ってもらって、入金日より前に現金化する仕組みで、「ピンチのときは請求書を資金化」というのが、たぶんこのサービスの主役です。

その主役を、私は4年間で一度も使っていません。

使う場面がなかった、というだけの話です。だからこの機能については、良いとも悪いとも書けません。手数料は請求書額面の3〜10%(私が確認した時点)という事実だけ、置いておきます。

ただ、逆のことは言えます。主役をベンチに座らせたまま、脇役の口座と保険だけで4年使い続けられた。無料の範囲だけでも、それだけの価値があったということなんです。

どんな人に向いているか / 正直、出番がない人

4年使った私が思う、向いている人は3タイプです。

ひとつ。賠償責任保険を、無料で持っておきたい人。私と同じように「保険は気になるけど、月々払ってまでかは分からない」と迷っていた人ほど、合うと思います。

ふたつ。屋号付きの口座が欲しい人。仕事の入金を「仕事の顔」で受けたい人には、銀行で口座を増やす前に検討する価値があります。

みっつ。そのうえで、管理する口座は増やしたくない人。フリーナンスが受け取って自分の指定口座に流してくれるので、管理はいまの口座1つのままでいいんです。

逆に、個人の仕事の入金がそもそもない人には、出番がありません。また、入金から手元に届くまでの数日が待てない資金繰り(入ってくるお金と出ていくお金のやりくりのことです)の状況にある人は、即日払い込みでの検討になるので、この記事の「口座と保険だけ」の話とは前提が変わります。

始めるなら — 手順より、知っておくべき変更点をひとつ

登録は無料です。ただ、私が登録したのは4年前で、細かい流れは変わっているはずなので、手順の解説は公式サイトに譲ります。

かわりに、正直に書いておきたい変更点がひとつあります。私が確認した時点の公式情報では、2026年3月26日以降に登録した人の口座は、名義の末尾に「/フリーユーザー」という表記(半角カナです)が付くそうです。私の口座(2022年登録)は屋号のままなので、ここは私のときと今で仕様が違う点です。屋号の見え方を重視する人は、登録前に公式サイトで現在の仕様を確認してください。

そのうえで、迷っている人へ。口座を作って保険が付くところまでは、無料です。私のように即日払いを使わない人でも、費用ゼロで4年回った実例がここにあります。様子見に、お金がかからないんです。

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さいごに — 4年使った結論

派手なサービスではありません。4年使った感想を一言にすると、「静かに、毎月ちゃんと働く裏方」です。

毎月の入金を黙って通し、保険を黙って持ち続け、私が管理するものを増やさない。惜しい点(振込の待ち時間と、明細の名義)はありますが、月0円の裏方に求める水準としては、十分すぎると思っています。

「仕事の保険、どうしよう」——もし4年前の私と同じ宿題を抱えているなら、答えのひとつを置いておきます。無料で持てるものから、始めればいいんです。

ちなみに、月末のお金まわりでは、こんな記事も書いています。こちらは会社のほうの月末の話ですが、入金の確認をAIに任せるようになった話です。

▼「月末の事務、誰かやってくれ」と思っているあなたへ。AIへの声かけ2つで、月2時間が浮くようになりました
https://komuroblog.com/ai-month-end-paperwork/

ところで、あなたの「お金まわりで、やってよかったこと」は何ですか。たとえば、屋号の口座。あるいは、保険の選び方。コメント欄で教えてもらえたら、次の記事の宿題にします。人の実例をいちばん読みたがっているのは、たぶん書いている私なんです。笑

私の口座の明細には、今月も「フリーナンス」の文字が並びます。4年目も、たぶんその先も。

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